フロアコーティングでよく聞く「F☆☆☆☆(フォースター)」って何?

公開日:2023/01/01


シックハウス症候群を引き起こすとされているホルムアルデヒド。この成分を発散させる建築材料は、国は規制によって基準が定められています。Fフォースターは建築材料や内装材に含まれる有害物質の発生についての最上級の等級を示したものです。ここでは、フロアコーティングの安全性の表示について解説します。

シックハウス症候群を引き起こすホルムアルデヒドとは

近年、フローリングの木材や壁紙、接着剤、塗料などの建築材料に含まれるホルムアルデヒドという成分による健康被害が問題視されるようになりました。これは人体に悪影響を及ぼす有害な物質です。シックハウス症候群の発生への対応として、厚生労働省はホルムアルデヒドの室内濃度について、0.08ppm以下が望ましいという指針を出しました。

このppmという単位は、partspermillion(百万分の1)の略で汚染物質の濃度を示すものです。指針にある0.08ppmは、人が匂いを感じ始めるぐらいの濃度で、たとえば、紙巻きの煙草を一本吸う臭いより低い数値です。つまり、強烈な異臭を感じない程度でも、室内には基準値に近い有害物質が放出されている可能性もあるということです。ホルムアルデヒドの濃度が3ppmに達すると目や鼻に刺激を感じるといった事例も報告されています。4~5ppmになると、呼吸器に影響が出る場合も。

このような症例をうけて、2003年に施工されたのが「シックハウス対策に係る法令等」です。有害物質を発散する可能性がある建築材料については、発散量を区分化し、それによって使用面積が制限されることになっています。ただ、ホルムアルデヒドの規制は室内に限定されています。この物質は揮発性物質のため、室外では大気中に発散されます。そのため、影響が少ないとされ、室外での規制はされていません。

Fフォースターはシックハウス症候群を防ぐための基準?

ある特定の部屋などで、目や鼻の痛み、息苦しさを感じるシックハウス症候群という症状をご存知でしょうか。シックハウス症候群は症状もさまざまで、メカニズムも詳しくは解明されていない複雑な症状です。化学物質のほかにも、ダニやカビなどが原因になっている可能性もあります。そんなシックハウス症候群の原因として規制の対象となっているのが、ホルムアルデヒドです。

これは建築材料や接着剤などに含まれる化学物質で、長時間かけて少しずつ室内に放散されるという特性があります。そのため、長年の間、微量のホルムアルデヒドが放出され続け、結果的に有毒物質が充満した室内で生活するうちに、体調不良を引き起こしてしまう可能性があるのです。

フロアコーティングの塗料にも有害物質の発散等級が規定されています。このランクは、JIS(日本工業標準調査会)や、JAS(日本農林規格)、または国土交通大臣の認定によって定められています。等級は建築材料の塗料の缶やラベルなどに「F☆☆☆☆」(Fフォースター)といった形で表示されています。等級の最初に記されている「F」はホルムアルデヒド(formaldehyde)の頭文字です。この後に続く星マークの数によって塗料の安全性が等級化されています。

上記の中で、Fのあとに星マークが4つ並んだ等級は、最上位を示すものです。これは有害物質の発散量がまったくないか、ごく微量だとされています。そのため、使用面積制限がないという規格です。室内でも自由に使用できるので、健康に配慮するならば、最上級の等級が表示されている塗料を選ぶほうが安心です。

上記のような等級化によって、使用者が塗料を選ぶ基準になり、健康への影響を把握できるというのもメリットです。フロアコーティングの施工業者を選ぶときは、どのような塗料を使用しているのかも聞いておきましょう。

安全なコーティング剤を選んで施工しよう

フロアコーティングの業者を選ぶ際、どんなことを重視しますか。価格はもちろん、サポートの充実度や施工期間についてなど、それぞれポイントは違うでしょう。ただ、どなたにも共通して、塗料の安全性の確認は大切です。「安いから」「早いから」と、安全性の不確かなフロアコーティングをして、後悔した例もあります。床はピカピカになったのに、シックハウス症候群を発症し、頭痛や息苦しさに悩まされ、リフォームと塗り直しで余計な費用がかかってしまったという話もあります。フロアコーティング業者を比較するときには、塗料の安全性ついてもよく確認しておきましょう。

まとめ

本来は心を休めて身体を寛がせる場所であるマイホームが、シックハウス症候群の原因になり、心身の不調を招いてしまうというのは、とても辛いことです。粗悪な塗料を選んでしまったために、健康に被害を及ぼすこともあるのです。マイホームが、心と体を癒す場所にするために。フロアコーティングの業者を選ぶときは、コーティング剤の安全性についても確認しておきましょう。その際、Fフォースターを取得しているかもひとつの基準になります。大切なマイホームが、暮らす人の健康を支えられるように、安全性の高いコーティング剤を選ぶようにしましょう。

【大阪府】おすすめのフロアコーティング業者ランキング

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